<第42回:直前企画【今回の英検・コレを要チェック!! ②】~英語の「環境問題(地球温暖化)」編~>

さあ、英検が約1週間後に迫ってきています。

英検の長文問題やライティングの「超・ド定番トピック」というのがありますが、その中でも今回は「なんとなく大事なのはわかるし良く使われているけど、意外とちゃんとは教わらないし知らない」という声が多い、「環境問題(特に今回は地球温暖化)」を駆け足で見ていきましょう。

(なお、「超・ド定番トピック」自体は、年1~2回弊学院でオープン開催している「ライティング特別講座」で一覧をお渡ししております。また、より詳細内容は授業内でクラスレベルに応じて噛み砕いてきちんと解説をしております)

<事前にチェック!:環境の最重要単語>

(※準2級~2級)

・環境:the environment  (環境問題:environmental problems)
・地球温暖化:the Global Warming  (温度の上昇:the rise of the temperatures)
・温室効果(ガス):the Greenhouse Effect

・汚染:pollution (汚染する:pollute) →大気汚染:the air pollution など
・エネルギー(資源):energy (resources)→再生可能エネルギー:renewable energy
・(電力)発電所:a(n electric) power plant

・再利用する:recycle
・中古品:used [second hand] goods/ items/ products

<環境問題(地球温暖化)の内容>

(※太文字→準2級、それ以外→2級以上)

『環境が大事であることは言うまでもない。地球上の生命が生きていく上で欠かせない(necessary)ものだからだ。ゆえに、私たちは良い環境を守る(protect)するために努力をしなければならない(must make an effort)。しかしながら、現実には多くの問題がある。

その最たるものが「地球温暖化」だ。

地球の温度が上昇している。原因は温室効果ガスだ。これは具体的には二酸化炭素(CO2:carbon dioxide)を指すことが多い。二酸化炭素は主に(化石)燃料(fossil fuel)の燃焼で大量に発生する。乗り物にガソリン(gasoline)を使えば排気ガス(exhaust emission)が出るし、様々な工場(factories)火力発電所(fire power plants)からも排出されている。なお、これらのガスには二酸化炭素以外にも有害な/有毒な(harmful/ toxic)物質(substances)を含んでおり、これらは大気汚染にもつながっている。

大気中の二酸化炭素濃度の上昇によって、温室効果が生まれる。二酸化炭素が地球に入ってきた太陽の熱(sun’s heat)を外へ逃がさない作用(action)をする現象(phenomenon)で、このために地球内に熱がこもり温度の上昇が起きる。

地球温暖化がもたらす問題は多岐にわたるし、どれも深刻だ。

・海面の上昇(the rise of sea level)→沿岸部の水没

・異常気象(abnormal/ unusual weather)の頻発→干ばつ(drought)や水害(flood disaster/ damage)、寒波(cold wave)などによる農作物(crops)の収穫量の減少/魚の不漁→食料不足(food shortage)が発生→身近な生活が脅かされる(threatened)(経済的にも影響が大きい、食文化が衰退する)

・生態系(ecosystem)の変化(多くの生物が絶滅(extinction))→食物連鎖(the food chain)の変化→えさを求めて動物が民家の近くまで下りてくるなどの被害(上記の異常気象にも関連)

・山火事(wildfire)や砂漠(desert)化が増える→地球上の緑が減る(=二酸化炭素を吸収して酸素に変えるサイクルが遅くなる)→ますます温暖化に拍車がかかる

これを食い止めるためには、二酸化炭素排出量を減少させる(reduce)ことと地球の緑化(=植物を植え(planting trees)、育てること)が極めて重要(crucial/ critical/ vital)である。

二酸化炭素排出量を削減するには以下のような方法が考えられる。

・車を電気自動車(electric cars)化や、クリーンエネルギー(clean energy)で走る乗り物の開発(development)

・火力発電以外の発電方法(代替エネルギー:alternative energy)への切り替えや導入(introduction):自然の力を利用した太陽光(solar power)発電・水力発電・風力発電(ここから生みだされた(generated)エネルギーを「再生可能エネルギー/持続可能エネルギー:sustainable energy」という)や、原子力(nuclear power)発電

※ただし、上記の発電方法にはいずれも良い点・悪い点があるため、いま私たちが環境のためにできることの一つは、電気を無駄遣い(wasting power)しないこと、省エネ(saving energy)を心がけることである。

・発生した二酸化炭素を浄化し(purify)てから大気中に出す装置(equipment)や技術(technology)の促進、共有(share)

最後に

地球温暖化の主要な原因となっている石油(oil / petroleum)自体が限りのあるものであり、あと40年あるいは50年で地球の石油は枯渇するとも言われている。

石油に限らず天然資源(natural resources)は全て使い続ければいつかはなくなるものだ。そうなればもちろんこれまでのような豊かな生活は失われ、生活水準(standard of living)も維持できなくなるばかりか、人類の生存に関わることになるだろう。

そうならないためにもまずは身近なところから、限りある資源の再利用、たとえばリサイクルショップやインターネットのフリマサイトの活用や、環境にやさしい商品(environmentally friendly products)の購入などが、大いに推奨されている(encouraged)。』

いかがでしたでしょうか?

「環境問題」と一言で言ってもあまりに範囲が広く全てを一度にご紹介はできませんが、一番大きな問題である地球温暖化について最低限覚えておきたい基本単語・フレーズおよびその内容として、少しでもお役に立ててもらえれば幸いです。

来週末英検を受検される皆さん、ぜひ1次試験突破を目指してがんばってください!!

熊本ザ・グローバル学院
学院長 糸岡天童