<第45回:「英検二次面接試験」YouTube学習では落ちる!! のなぜ?>

今回は二次面接試験対策の勉強の仕方で、注意事項を一つお話しましょう。
それはタイトルにもある通り

YouTubeなどの動画を鵜呑みにしてはいけない

ということです。

私も仕事柄、様々な英語関係の動画を拝聴しますが、特に二次試験についてはかなりニセ情報が出回っており、大変危機感を覚えております。

ひとつ例を出しますと、全国的に超有名な某予備校の英語の先生(現在は退職)が、やはり二次対策動画を上げられており「入室から実際の試験に入るまでは採点されていないから、無難にこなしておけばよい」というようなお話をされていました。

間違いです。
採点はされています。

あまりにそれを自信を持って断定的にお話をされておりましたので、「根拠に基づかないことを断言されるのは、受検者の不利益になるので、おやめになられたほうが良いです」と忠告を申し上げさせていただきました。

試験の公平性を担保するため当然のことですが、現実として、外部には絶対に知りえない情報はたくさんあります。

一方で、多くのYouTuberの皆さんは、その方が優秀であるなしに関係なく、そのような事実を知る術もないので、動画再生数を伸ばしたいがためのキャッチーなフレーズで誤情報が垂れ流され続けているのが現状です。

ではどのように対策をすればよいのか。

私のおススメは、英検本番の問題を作成している会社「旺文社」が出版している各種予想問題を、まずは全部きちんとやることです。

情報が最も正しいため、「このような流れです」「このように解答します」「このように話しましょう」などと書いてある、そのまま素直にその通りにやるのが一番間違いありません

それが完全にできた上で、休憩などの息抜きに動画を見るのは良いと思いますが、「そのようなこともあるのかもしれないな」くらいの参考程度に、でも「どこまでが正しいかわからないな」くらいの疑いの目も持ちながら、あくまでエンターテイメントとして観るのがちょうど良いでしょう。

動画は理解しやすいですし、勉強を「している感じ」にもなりやすいため、楽なんです。それはわかります。
でも落ちたら元も子もなくないですか?

もちろん中には面接員と言わずに正しい情報を出している動画もあるかもしれません。しかし通常その判別は付かないため、本気で合格をしたいのであれば、あくまで無料は無料の価値と割り切り

有料の予想問題集は、お金を出して得た情報なんだから、そちらの方が正しいに決まっている

これで良いと思います。

このブログは無料じゃないのか?と言われれば、
もちろんそうです。

それに関しては・・・
本当にラッキーだったと思ってください(笑)

熊本ザ・グローバル学院
学院長 糸岡天童