<第30回:これを知らなければ英語っぽくなくて「ダサく」見える!?①>

毎週週末に更新しているこのブログですが、
これまで英語の特徴から

・単語の覚え方

・文法の4原則

・リスニング対策

という順番で、<日本語と英語の違いすぎる○○>に沿って
一通りのお話をしてきました。

ここからは英語学習、英語力アップにつながる
より実用的な話に入って行きたいと思います。

その中でも、今回は
絶対に押さえておきたい英語のもう一つの特徴
についてです。

一言で言いますと、
「英語は大事なこと、一番伝えたいこと、結論、が最初にくる言葉」です。

例えば日本語の場合
「昨日、朝起きたら久しぶりに目覚めがよくて、誰かとお出かけしたいと思って友達に連絡したんだけど誰も捕まらなくて、結局お出かけは止めようと思ったら、お母さんがランチでも行かない?って言うからフランス料理のお店行ったんだけど、美味しくなかった」

というように、なんとも取りとめのない話をダラダラしますし、できてしまうのが日本語の奇妙ですが面白い、特徴的なところです。

英語はまず
“I went out to eat French with my mother, but it was not good.”
(「フレンチを食べにお母さんと出かけたけど、美味しくなかった」)
これだけ言えば十分なんです。

日本語と比べると、かなり余計なことが省かれている印象ですね。
逆に、長々と余計なことを話すのは、英語では野暮ったくて好かれません(笑)
分かりやすく言うと、すごく「ダサい」んです。

それでももし、
過程に色々あったことをどうしても伝えたいのであれば、そのあとで「実はその前にね」と、付け加えていくのが普通です。

もっと簡単な文でもう一ついきましょう。

日本語では
「私は、それはいい考えではないと思う」
「私は、それはいい考えとは思わない」
これはどちらも大きく意味が変わることはありません。

しかしながら、英語では
I do not think it is a good idea.”
(「私は思わない/それがいい考えであると」)

この一択です。

先に、自分が「思う」のか「思わない」のか
ここれを伝えなければいけないため、上記の言い方がやはり普通なのです。

弊学院のYouTube「GLOGAKUちゃんねる」
「熊本で唯一のドミニカ共和国人が英語でプレゼン中【衝撃の事実が!!】」
を、まだ観られていない方はぜひご覧ください。

(リンク先はこちら→
https://www.youtube.com/channel/UCwa6fdf1MujVN9WcvW0a-Wg)

そこでもドミニカ共和国人・ルイスさんが
「僕は、日本人があまり幸せそうに思えない」
という彼から見た日本人について話してくれている時、

たしかに
I don’t think people are very happy.”
です。

この形は、そのままライティングの書き方にももちろん適用されます。
「いつか準1級を」という気持ちがある人は
早くからこの「先に結論を言う」ところに慣れておく必要があります。

そしてこの「結論を先」は、
文の出だしに限らず、英語の様々なところに現れているのです。

次回、引き続き
この絶対的な英語の特徴のその他の実例を
より深く広く見ていきましょう。

熊本ザ・グローバル学院
学院長 糸岡天童