どこよりも早い今回の英検:傾向と総評②【2級】(2020年10月11日実施:20年度第2回)

※リスニングは問題自体が分からないため、リーディングとライティングの評価です。

現在、英検の合否判断の換算方法は公開されていませんが、正答率などによって変わる為、全体的な傾向を把握したうえで、近日中に英検HP出る解答速報のご確認も合わせてよろしくお願いいたします。

【詳細分析】

語彙語法は平均的なレベルだったと思われます。

一部、難易度高めの問題もありましたが、傾向としては様々な読み物(英語長文問題)に触れてきた人には必ずどこかで見たことがあるはずの語彙や表現が多く含まれていました。来年1月から始まる新共通テストがまさしく長文読解問題のみになるとのことですので、それを想定しているような出題傾向と言えます。

一方で長文問題は、環境問題から、イヌイット、イギリスのピーター・ラビット、スカンジナビア半島のバイキングの歴史など、広範にわたる問題で、いかにも新共通テストを意識しているかのように見えます。特に、世界の様々な文化や歴史、風土に興味を持ち、日頃最低限の基礎的な知識くらいは持ち合わせる努力をしていれば、逆に易しい良問だったでしょう。まさしく弊学院のグローバルコースの目指すところと合致しており、おそらく今後ますますこの傾向は強まる傾向です。

加えて、英検2級ではメール問題はビジネス関連というのが定番ですが、今回は校内での食堂(学食)の営業の変更についての内容であり、これも完全に高校生などに対する受験準備へのシフトと言わざるを得ません。次回以降2級を受ける人は、このパターンが続くのか注視しておく必要があります。

最後に、ライティングは「若い人たちが自分の将来の仕事についてより多くの時間を費やすべきだと思うか」というトピックでした。読み間違えや内容との齟齬を起こすような注意点はなく、学生にとっても身近であることから、これも難易度は低めだったでしょう。

【総評】

今のやや難化傾向にある英検の流れから考えれば、今回は中高生にも理解しやすい内容のものが多く、比較的やや易しめだったでしょう。その分、リスニングが難しかったとの報告も受けておりますが、基礎力がしっかり付いていれば総合的には大崩れしないはずです。逆に、今回の問題で不合格だった方は、まだかなり力不足の可能性がありますので、易しめの問題でじっくりと基本力を固め、機が熟してからの再受検をお勧めいたします。なお、今後のことを考えると、合格者も不合格者も、世界の歴史・文化などにはもっともっと普段から関心を寄せておきましょう。必ず最後は自分に圧倒的に有利に運ぶチャンスが転がり込み、努力が報われることと思います。