<第36回:今だからこそ私が語れる「英語の幼児教育」①(コラム)>
私は英語が苦手なんです。
仕事として、また弊学院の学院長として
またはどこよりも結果が出る英語塾として
強い責任感と使命感を持って
いつも全力で最高の授業をさせていだいたいている。
その自負はもちろんあります。
しかしながら、冒頭の一言は偽らざる気持ちです。
そんな私でも英検1級を修得し、
今は語学系国内最高峰、合格率8.5%の国家試験
「全国通訳案内士」に挑んでいる。
これを書いている約1週間後には
その2次口述試験を控え
いまもなお日夜、英語の勉強をしています。
私は、小学校のころ
当時としては珍しく英語スクールに通い、
そのおかげで少なくとも中学校までは
県内でもトップクラスでした。
しかしながら暗転したのは高校に入ってからです。
スイミングスクールの選手コースにいた私は、
早朝6時からの練習が続いた頃、
授業中の居眠り常習犯になっていました。
ある日、学校の先生に起こされて久しぶりに聞いた英語にショックを受けます。
初めて英語で自分が知らない話が進んでいたのです。
いまだに覚えています。
S+VやS+V+Oなどの文型をやっていたんですね。
そして初めて英語のテストでひどい点数を取る。
一丁前に英語ができるというプライドだけは高かったので、
その現実を受け入れられず、目をそらしました。
「水泳こそ自分の生きがい。最優先。」
「点数が悪かったのは寝ていたから。」
そう自分に言い聞かせたのです。
ですから、英語の時間は寝る。
朝練の時期が終わっても
言い訳を作るためにやめられない。
気がついたときには完全に手遅れでした。
もちろんすべて自分の責任ですが
思春期真っただ中の感情そのままに
「英語はつまらない」「嫌い」とひねくれ
「だからやらない」とふてくされるに至り、
あげく、見事に受験に失敗します。
一浪してもその意識が変わることはなく
なるべくしてなった2連敗ののち、
私は2浪か就職か、選択を迫られることとなりました。
(つづく)
熊本ザ・グローバル学院
学院長 糸岡天童