<第72回:良いマンガをいっぱい読もう!脳科学的に非常に効率よく勉強が楽になる!おススメは…>

ときどき「意外」と言われますが、私はマンガが大好きで毎日読みます。いまは無料で読めるアプリも多いので、たまに読みすぎては「しまった」と思うこともあるのですが、なかなかにマンガは侮れません。

古代中国の秦を舞台にした「キングダム」やアイヌの文化を紹介する「ゴールデンカムイ」のように楽しみながら学べるものから、「SLAM DUNK」と同じ著者が描く宮本武蔵の物語「バガボンド」などのデッサン力の高いものは美術鑑賞の域で眺めていられますし、子供たちに人気の「鬼滅の刃」などは生徒とのコミュニケーションの間滑油にもなります。

海外の人たちもマンガ原作のアニメをよくご存じで、話の小ネタとして優秀ですし、実際先日はいかに「ワンピース」が面白いか、どのシーンがお気に入りか、外人さんたちと英語で大いに白熱したこともありました。ちなみに私は「ボンちゃん」推しです(笑)

最近は、LINEマンガで¥0パス対象になっていたこともあり、いまさらながら「ドラゴン桜」を読んでいる最中です。

ドラマにもなったことがあるのでご存じの人も多いかと思いますが、経営難の私立高校に通く勉強のできない(それまでしてこなかった)生徒を東大に合格させるサクセスストーリーです。これが非常に一つ一つの勉強法が理にかなっていておもしろい。

5教科それぞれにスペシャリストの先生がやってきて、「目からうろこ」の授業を展開するのですが、多感な子供たちとの接し方や、やる気の起こさせ方などは大人が読んでも学びが多く一読の価値があります。

その中でもスポットライトをあてるとすれば、やはり

「脳の使い方」

でしょう。

英語に限らず勉学は、いかに脳(特に右脳)を使いこなすか、です。

手や口や視覚や聴覚などの五感を使うこと。文字だけではなく絵やイラスト・図表を駆使すること。それをより具体的にどのようにやるのか、その学習法を身に付ける事。これにつきます。

これは弊学院でも当初からいつも生徒たちに伝えることで、授業も表やイラストをたっぷり板書したり、数珠繋ぎで図にしながら単語を視覚的にとらえるなど、ずっとやり続けている方法です。

例えば私が体の部位の語をまとめて覚えてもらう際に「ドラゴンボール」の孫悟空を描けば、全員ノートに写してもらいますし、その出来・不出来に盛り上がりながら、それにちゃんと音読を合わせてすることで記憶の定着力は格段に上がっています。

さらに、ライティング特別講座の資料づくりの参考に先日TSUTAYAに行った際、面白い本を見つけました。

「ハーバード大の脳科学者が実践する 図解 英語4技能アップ術」

こちらでは、「脳科学から導き出された最新勉強法!」という紹介が帯に書いてありますが、実は昔から英語業界では常識ともいえ、「ドラゴン桜」でも紹介されており、弊学院でも推奨している学習術を、わかりやすく短く簡潔に4技能ごとの説明をまとめてる点ではおススメです。

ただし、弊学院と上記の「英語4技能アップ術」「ドラゴン桜」で一点、教え方・考え方が違う点があります。

それは、基本が大事。

ということです。点数をあげるテクニックなどは否定はしません。しかしながら、弊学院はそれを活かすための基礎はしっかりつけるのを前提としております。

2書はリスニングにおいては「全部聞く必要はない」と述べていますが、そんなことはありません。もちろん本番・試験ではあまり神経質になりすぎない方が良いですが、日ごろの勉強もそれではリスニングは伸びないと断言しましょう。

これについてはまた次回、詳述していきたいと思います。

いずれにせよ、その点を除けばどちらも非常に無駄なく効率よく成績を上げられる良書ですし、弊学院の授業だけでなくマンガも学術書もどこでも同じようなことを言っているという複数のソースで裏を取るということも重要ですから、ぜひご一読ください。

ちなみに、直近ではオスカー・ワイルド全集を読破するなど、決してマンガだけでなく、通常の読書もちゃんとするタイプです(笑)

※オスカー・フィンガル・オフラハティ・ウィルス・ワイルド:耽美的・退廃的・懐疑的だった19世紀末文学の旗手のように語られるアイルランド出身の詩人、作家、劇作家。代表作に「幸福の王子様」がある。

※「図解 英語4技能アップ術」は弊学院で無料貸し出しもしております。ご興味のある方はスタッフまでお気軽にお声がけください。

熊本ザ・グローバル学院
学院長 糸岡天童