<第49回:国際学『2100年、日本は黒人化する!? ①』(コラム)>

英検の二次試験が終わり、A日程の受検生から続々と合格報告が届いています。このペースで行くと、

今年度、面接対策を行った弊学院の塾生たちの二次合格率

100%

という素晴らしい結果が出そうな状況です。

さて、英語・英検塾として間もなくオープン1周年を迎えるところではありますが、ところで私のアメリカ大学時代の専攻は「国際学」です。

以前にも少しご紹介したことがありますが、最近日本でも増えてきてはいるものの、まだまだメジャーとまではいかないこの学部。アメリカでも、約20年前はもっと設置大学は少ない状況でした。

具体的にどのようなことを学ぶかと言えば、世界の政治・経済・地理・歴史・文化・国際法・宗教・現在の戦争や紛争・時事・産業・気候・風土などを幅広く修め、それを総合的に勘案し、今後の世界がどのように動いていくかを分析する学問です。

ゆえに、世界の社会全体に深くかかわるので、例えば経済学部や政治学部、歴史学部など、各学部の授業にも出席しなければならず、履修範囲もそれに伴う学習量も恐ろしいほど広く多いのが特徴ですが、その分、現在の様々な世界の動きの根源にたどりつけるところが魅力です。

その上で私は卒業研究にアジアを選びましたが、地域だけでなく、経済を中心に学ぶ人、国際法や国連などの国際団体を専門とする人など、「国際学」とは言っても、興味や関心は人それぞれです。就職先はやはり外資系やグローバル企業が多いでしょう。

さて、弊学院では(特にグローバルコースでは)、英語学習を通して世界の様々な話をお伝えさせていただいております。海外の日常生活・学生生活といった身近なトピックから、英検の準1級でも扱われる様々な社会や世界についての基礎知識まで身につけることができるのです。

これは、大人になった時に恥ずかしくない教養として、自分の考え方を発信したり目上の方と会話するときの自信になりますし、その人の人間的な魅力にもなります。さらに英語もできれば、その対象は一気に世界へと広がっていくでしょう。

特に欧米系の人には知的な会話ができる人を好み尊敬し、真の友人と見なす傾向があります。一方で、軽薄なノリで英語ができる風を装うと、逆に軽蔑・軽視されることでしょう。

一般的には中身のないお調子者はあまり好まれないので、少なくとも心を開き何でも話せる関係にはなれません。

「世界で成功したい・活躍したい!」と本気で思うのならば、英語と共に実は一番大事なのは「国際学的教養」の習得です。

そういう意味では、熊本で唯一、国際学に専門的で明るい弊学院だけが、その両方の学習を同時に実行できる場であると自負しています。

さて、とはいえ「国際学」重要性はなんとなくわかった感じがしても、まだ肝心の中身がいまいち見えないことと思いますので、次回、約80年後、2100年、日本の黒人化が始まっている可能性について国際学的分析をご紹介してみましょう。

熊本ザ・グローバル学院
学院長 糸岡天童