<第43回:直前企画【今回の英検・コレを要チェック!! ③】~英語の「少子高齢化・労働力不足」編~>
いよいよ英検3日前となりました。
弊学院からは17名が受検予定ですが、準会場では一足先に明日(22日)、第一陣が挑みます。そこで、通常の週末更新を前倒しして、直前企画第3弾をお送りします。
英検の一次合否を最も左右するのはライティングです。
弊学院ではこれまでのすべての問題を分析・分類し傾向を一覧にしたデータを作成しておりますが、これによると特に英検2級・準1級でもっともよく出題されているのが社会問題で、31.25%。実に3回に1度のペースで出ているのです。
これにビジネス系を加えると、なんと
「社会問題」+「ビジネス」=出題率ジャスト50%=半分です!!
ところが、社会問題は2018年を最後に出題がなく、ビジネス系は2020年0回でした。
逆に狙われる可能性が一番高いだろうと考え、第3回目はその中でもいま日本が抱える最大の問題「少子高齢化」とそれにまつわる「労働力不足」についてまとめていきます。
<事前にチェック!:「少子高齢化」「労働力不足」の最重要単語>
準2級(~2級)
・高齢者:senior [citizen]
・増える:increase ⇔減る:decrease
(注!主語は「the number of~:~の数」や「the amount of ~:~の量」などを付けて)
・労働力不足:labor shortage (労働者:labors, workers など)
・先進国:developed [advanced] countries ⇔発展途上国:developing countries
・子供を生む(作る):have a baby
・子供を育てる:raise [bring up] a child
・福祉施設:welfare facilities⇔保育施設:childcare facilities
・増税:tax increase
・地方自治体:local governments
・移民を受け入れる:accept immigrants
2級(~準1級)
・少子高齢化:the aging society[low birthrate and longevity]
・高齢化する人口:aging population
・平均寿命:life expectancy
・低い出生率:low fertility rate [birthrate]
・景気後退:economic recession
・財源不足:lack of revenue
・年金制度:the pension system
・社会保障:social security
・社会福祉制度:social welfare system (福祉費用:welfare expenses)
・共働きである:have two income
・家計:family budget
・産休を取る:take maternity leave
・失業率:unemployment rate
・定年退職:mandatory retirement
・再就職(支援):(support for)re-employment
<社会問題とビジネス系:キーワードは「少子高齢化」と「労働力不足」!>
日本の抱える最大の問題であり、社会・ビジネス系の突破口になるのは「少子高齢化」と「労働力不足」である。下記のスキームを把握し、関連問題にはここから理由を述べれば確実にポイントが取れる。
<まずは確認!大雑把な基本的な流れと解答のポイント>
(20年前ころ)高齢化の進行→労働力が相対的に減少=年金などの社会保障の負担が増加→(折からの不景気もあり)働く世帯の家計が苦しくなる→共働きが増える→結婚し子供を作る余裕がなくなる→高齢化が少子高齢化になる→さらに労働力が減る→日本全体の経済も低下する→会社からの給料が少なくなる/失業者が増える→一人ひとりの働く時間を増やさなければいけなくなる→高い給料を求めて地方から若者がいなくなる→ますます結婚が難しくなる→少子高齢化が加速する
(現在)→歯止めがかからないので、定年退職を伸ばしたり、なくしたり、一度定年しても再就職してもらったり、女性にも活躍してもらい日本人総出で労働力を確保しようとする→預ける保育所も足りないため子供を作りずらい環境はずっと続いている→人材不足の補てんとしては外国人を受け入れを拡大→ちなみに社会保障の財源も足りないので増税や医療費の個人負担も増→国民の負担は増すばかり…一方で、科学技術(AI)の導入や、教育改革による人材育成を強化を同時に進める。
(尚、余裕があればこの流れで「働き方改革」についても自分の意見を用意しておこう)
<考え方の例>←大事なのはココ!
Q.政府は保育所をもっと作るべきと思うか?
A.思う → 親が子供を預けやすくすることは極めて重要だ。日本は少子高齢化社会だ。十分な労働者がいない。両親とも働かなければならない。
このように多くのクエスチョンが上記の内容に関連付けることができる。
いかがでしたでしょうか?
社会問題・ビジネス系のライティング問題の多くは、少子高齢化の内容と関連付けて理由を考えると非常に簡単になります。
もちろんこのトピックは準2級ではまだ少ないですが、2級以上では長文やリスニングのみならず、2次面接試験でも口頭で意見を問われることが多いため、一通りの内容は概要だけでも絶対に押さえておかなければなりません。最低限覚えておきたい基本単語・フレーズとあわせて、本番対策として少しでもお役に立ててもらえれば幸いです!
尚、この内容は弊学院テキスト「完全網羅&最強解説 英検準1級二次面接試験予想例題101問」からの一部抜粋です。また、ライティングの「正しい書き方」および「点数の取り方」はYouTube「GLOGAKUちゃんねる」で解説をしておりますので、ぜひそちらもご覧ください。
それでは皆さんのご健闘と、1次突破を心からお祈りしております!
GOOD LUCK!!
熊本ザ・グローバル学院
学院長 糸岡天童