シンガポールツアー DAY3・4③|マリナーズ・ベイ・サンズの落とし穴
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイから見えるマリーナズ・ベイ・サンズ
「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」と「マリナーズ・ベイ・サンズ」は隣接しており、「ガーデンズ~」の入り口近くまで戻ると直結している通路があるので徒歩で移動ができる。
そしてあの写真などでよくみる「マリナーズ~」のビルの真下までくると気分も高まるし、一歩屋内に踏み込むと皆さんから自然と感嘆の声も漏れた。
夕焼けにできるだけ重なるよう18:30という良い時間帯を予約しており、その30分から遅くとも15分くらい前には受付に到着しておかなければならなかったため、「ガーデンズ~」もあまりのんびりできなかった事情がある。
それでも「マリナーズ~」の展望台からのぞむ最高の景色はこの旅行のトップ・ハイライトの1つでもあるので、色々あったが予定時刻にちゃんとたどり着けることができ、このときばかりは心から安堵。
数名は展望台は希望していなかったものの、それでも1台のエレベーターで一度に上がれる人数に限りがあるため希望者を2つのグループに分け、第一陣の受付に向かう。
地下一階にあるチケット購入などの窓口前にはかなり長い列ができていた。期待を胸に順番を待ち、いよいよ受付を通過する際に全員分のQRコードをスキャンしてもらったのだが、その受付の人が「ちょっと待ってくれ」と言い、別の正社員のようなスタッフを呼ぶ。
読み込んだQRコードを見ながら何やら話をした後、私に声をかけてきた。
「これは65歳以上の高齢者用割引のチケットになっていますが、知っていましたか?」
・・・知らん。
覚えているのは、塾に泊まり込みで深夜に寝ぼけ眼で「手配をやらなきゃ・・・」と思いながらチケット販売サイトを見ていた時に、大人の料金オプションに割引チケットがあったので、通常価格のものではなく、そちらを購入したことだ。そして、一度に全員分の購入が不可だったため、2回目に残りの分を買う際に「割引」選択をするのを忘れて通常チケットになってしまったので、皆様へのご請求は割引価格で行おうと思った。これだけである。
これに関しては、どこかに「65歳以上」という記述があったかどうか定かではないが、問題は、実際に今現場で入場ストップをかけられている事。皆さんを列に残して、私だけ受付カウンターの方で話をすることとなった。
近づけば近づくほど歪んで見えるほどの大きさ!
「このチケットは使えないので、こちらで買い直していただくこととなります」
「本来の価格と今持っているチケットの代金の差額をお支払いすることはできないのですか?」
「弊社とチケット販売会社は別なので出来かねます。チケット販売会社に返金の手続きをしてもらい、こちらでは全員分のチケットを購入してください」
「当日キャンセルは払い戻しがないと思いますが?」
「それはわかりません。だから、いまチケット会社にご確認ください。」
「いま?」
「はい」
「すぐに返事は来ないと思いますよ」
「わかっていますが、連絡してもらえますか。
もしその間に他の皆様のエレベーターの時間が来ましても、皆様は先にお上がりいただけますので。
ご心配いりません。」
さすがに先ほどレストランで8万円、さらにここでも8万円近くは金額が大きい。それもこの場合、この8万円は自己負担だ。
しかしながら、チケット会社にすぐ連絡をしたとしても解決の糸口になるとは到底思えないが、参加者の皆さんはとりあえず時間通りに展望台まで行けるのであれば、スタッフの対応も親切だし、まずは言われた通りメールで状況を説明し、どのような対応が可能かを問い合わせた。
そうこうしているうちに第二陣が受付までやってくる。こちらの人たちは全員正規料金の為、何も問題なく、返信を待つ間に私を除く他の全員が上階へあがることができた。これだけはよかった。
しばらく待っても返事が来ないので、一旦そこを離れて近くにあった休憩所にいき、この後の対応を考える。
本当に予約した時間帯は最高だったんです!!
私の弱い心が悪魔のささやきをしてくる。
「8万円の自腹は痛い。もう全員無事、上に上れたし、このままバックレちまえ。帰国しちまえば、あとから請求もできないだろ。色々と疲れたし、ここまでよく頑張ったんだから、もう十分だ」と。
しかしながら、早くに1階まで下りてきた生徒から「先生、スタッフの人が探してましたよ」言われた。トラブルが発生していることは分かっているんだろう。心配そうな表情でこっちを見てくる。
おかげで「何を考えてるんだ。生徒の前でこんなことじゃダメだ。塾の信用にも関わる。最後まできちんとやりきらないと」と思い直すことができ、アシスタントにその後のマーライオンまでの皆さんの先導を任せ、受付へ戻ることとした。
ちょうどそのタイミングでチケット会社から返信が入る。
当日の払い戻しはやはりできないが、マリナーズ・ベイ・サンズ側が差額のみの対応を認めてくれる場合はあるので確認をしてほしい、と。
先ほど対応にあたってくれた職員の人にその旨を伝えると、なにやら上司の方としばらく相談をされた後、「わかりました。では差額のみで良いですよ」と言ってくれた。
非常にありがたい。しかも「差額はいくらですか?」と聞くと、「子供たちは65歳割引の金額のままで良いので、大人の分だけの差額が$20です」ということだった。
シンガポールで$20ということは、日本円では2,644円程度である。これも本当に助かる。
こういうとき英語では、格好よくこんな風に言えばいい。
“Good Deal!”
「よし、決まりだ!」(※取引などにおいて提示された良い条件・安い値段に合意する際に使う会話表現)





