<第55回:あなたは信じますか?難しい単語なんてない!あるのは○○な単語だけ!>
「英単語が難しい」
こんな思いを抱いたことはありませんか?
実はですね
そんなことはないんです。
そもそも
難しい単語なんてない
んですよ。
信じられますか?
おそらくこの段階では99%の人に同意してもらえないでしょう。
そこで、一つ質問をしたいと思います。
・important:重要な
・via:~経由で
どちらの単語があなたにとっては難しいと感じるでしょうか?
これをお読みの方が高校生以上であれば、英検4~3級レベルの<important:重要な>の方が簡単で、2級レベルの<via:~経由で>の方が難しいと答えるのではないでしょうか。
では、もしもあなたがまだ英語を習っていない小学生くらいだとして、まったく先入観なしに、<important>と<via>を見比べたとしたら?
語の形からすれば、使っている字数もぜんぜん少ない<via>の方が、一見簡単そうと思うはずです。普通に考えれば、逆に何も知らない子が「<important>の方が簡単そう!」とは、まず言わないでしょう?(笑
そもそも単語によって「○級レベル」などと表現しますが、何を基準に単語の難易度って決まっているのか、考えたことありますか?実は極めて簡単で
頻度
です。
つまり、<important>の方が簡単に感じる皆さんは、それだけ自分がこれまで多く見聞きし、良く知っている語ということであり、それを「簡単」と表現しているにすぎないのです。
逆に言えば「慣れている語」「慣れていない語」はあっても、「簡単な語」「難しい語」というのはあくまで個々の主観、ということです。
小学生で初めて九九を覚えたり、割り算を覚えた時、あの時は多少なりとも難しく感じたでしょ?でも今は簡単にできる。それと同じです。
反復練習によって慣れれば簡単
ただこれだけのことです。
英検1級の私からすれば、どちらも別に「難しい」とも「簡単」とも、特に思いません。知っている語ですから。
要するに、単語自体に実は難易度なんてあるようで、ないのです。あるのは慣れ。
もしもあなたがまだ「単語が難しい」と思うのであれば、「まだまだ自分の反復が足りない」と思いましょう。そうすればすなわち克服法もワンセットです。
すべては自責の範疇。くれぐれも「単語が難しいからだ!」と、単語さんのせいにしないでくださいね。そうしないと単語さんがかわいそうですよ(笑)
熊本ザ・グローバル学院
学院長 糸岡天童